インドネシアな夜
撮影:大島拓也
京都木屋町のUrBANGUILDで、インドネシアの舞踊や音楽などなどを紹介する「インドネシアな夜」
当日は場所がぎりぎりになる程お客さんが来て下さっていて、とても楽しい夜でした。
まずは Chili Dewi の4人のメンバーによる、バリ舞踊「ガボール」
撮影:大島拓也
UrBANGUILDの照明は基本的にとても暗く、準備などしている時には手元や化粧の具合など、細かいところは全く見えないぐらいなのですが、でも照明が入るとその暗さがとてもいいかんじでした。
そういえばインドネシアも基本的に薄暗く、しかも楽屋となると更に暗く、なんだかよく見えないところで化粧と着替えをしていたなあ、と懐かしく思ったり・・・
4人舞台に乗るとそれだけで華やかだし、皆さんうまい。途中で必殺花撒きの技なども入って、いいねえいいねえバリ舞踊ってかんじでした。
続けて佐々木宏実さんによるジャワ舞踊 Sari Kusuma(サリ クスモ)
撮影:大島拓也
ジャワで、踊りを勉強する時にはじめに習うことの多い曲です。
ゆったりとした動きで、後ろにうつった影が動くのがとても美しかった。
ここで音楽コーナーへ。
Rohit(ロフィット)さんによる、モチョパット。
撮影:大島拓也
モチョパットが何か、というと、それを説明するのは難しい。歌にのせたジャワ定型詩の朗読(雰囲気的には
日本の詩吟に近い)で、ジャワで眼鏡をかけたおじーちゃんおばーちゃんが、真ん中にちょこんと据えられた台に座り、「えーー、どこそこに住んでおります、誰それでございます。本日は、何々の詩を、一曲、吟じます」
的なことを言って、生真面目に一曲うたいあげる、というようなジャンルですね。定期的に「モチョパットの会」なるものが開かれて、参加者は全員一曲ずつ交代で歌って(朗読して?)いくのです。
そして、HANA★JOSS 西田有里 西岡美緒 によるアカペラガムラン
撮影:大島拓也
ガムランって楽しい。でも、持ち運びをするのは重くて大変。そんな悩みを解決する、アカペラガムラン。
ガムランを口でやってしまおうということで、それぞれ一台の楽器を担当しています。
Chili Dewi のメンバーによるバリ舞踊
撮影:大島拓也
Tenun(トゥヌン)という、機織の踊りだそうです。機織娘ということで帽子をかぶっているらしい。キャッチーな動きがいっぱい入っている楽しい踊りでした。個人的に、胸のドットマークがお気に入り。
西岡美緒によるジャワ舞踊
撮影:大島拓也
Sekar Pudyastuti(スカル プディヤストゥティ)という曲を踊りました。平穏、安寧、神様からの祝福、などを祈った踊り。
最後に、大西由希子さんとHANA★JOSS、西田有里さんによる、「水」をテーマにした即興作品
撮影:大島拓也
この時私は舞台の裏にいたので、残念ながら見ることができなかったのですが、音だけ聞こえてきました。
楽屋で、ストーブにあたりながら、田んぼに囲まれた、インドネシアの田舎にいる気分になりました。